
今回は受験生にお勧めしたい書籍をご紹介いたします。
『17歳のときに知りたかった 受験のこと、人生のこと。』(びーやま著)
2025年3月に発売されてから、すぐに重版が決定、既に3刷まで来ている人気の書籍です。ちょうど本ブログで「学歴」について色々と投稿していましたので、すぐに購入して拝読させていただきました。「きれいごと」一切なしと言い切られている通り、かなり踏み込まれている内容です。「学歴」ばかりでなく、受験や高校生活についても様々な観点・角度から書かれていて、とても分かりやすく納得のいくものばかりでした。確かに知っているのと、知らないのとでは、とても大きな差となってしまうような内容が満載です。特に大学受験を目指している高校生の皆さんには是非とも読んでいただきたい一冊です。
凡人が勝負できる唯一のフィールドが「学歴の世界」
本書を拝読して、とても印象に残っているフレーズとして以下があります。
“凡人が勝負できる唯一のフィールドが「学歴の世界」“
これはまさに的を射た表現ではないかと思います。これまで30年間、企業人として働いてきましたが、今の世の中が「学歴社会」であることは間違いないと思います。そのため、「学歴」があることで有利に働いたり、チャンスが得られることも多々あります。誰もが才能を持っていることは間違いないでしょうが、抜きん出たものや他を圧倒するようなものを持っている人は稀です。そのため多くの人は、ここでいう「凡人」にカテゴリーされるのではないでしょうか。しかし、このような人でも努力すれば手に入れられるのが「学歴」です。武器となる「学歴」を得ることでチャンスが得られます。
これはドラマドラゴン桜2(第3話)で桜木先生が言っている
“勉強ってのはな、この国で許された唯一の平等なんだ!”
にも通ずるのではないでしょうか。
また、筆者はこうも書いています。
“学歴はあるに越したことはない。だけど、幸せの絶対条件でもない”
「学歴」があることで確かに得をすることは多々あると思います。しかし、筆者が言われるように「学歴」は「幸せの絶対条件」ではありません。「学歴」を得てからが社会人としてのスタートとなります。「学歴」は道具であり、それをどのように使いこなすかで将来の展望が左右されるのではないでしょうか。
最後に
今年も多くの学生が大学受験に挑みました。ほとんどの人が少なからず大変な思いをして受験をされたのではないでしょうか。受験で同じ苦労をするのであれば、チャンスが得られる可能性の増える「学歴」を目指してみても良いのではないでしょうか。まだまだ新学期はスタートしたばかりですので。
ブログ内の関連リンクは以下です。
学歴について(その1)「ヨコの学歴」 vs. 「タテの学歴」豊明×塾×高校生×中学生 – Learning Base AWAKE
学歴について(その2)「タテの学歴」 個人的体験から 豊明×塾×中学生×高校生 – Learning Base AWAKE