
新年度から社会に翔び立つ当塾(勉強会)の卒業生から「生徒の声」を寄稿いただきました。とても嬉しい内容で、これからもこのような卒業生を一人でも多く社会に輩出できればと感じている次第です。いただきました内容を以下に掲載させていただきます。
勉強会に携わり、得たこと
私が経験した高校受験は、一般入試に対応するための学力の底上げが中心でした。受験勉強を通じて、自分で解法を見つけようとする思考力の基礎が身についたことは、勉強会に携わってよかった点の一つです。
受験期には短期間、集団塾に通っていました。しかし、集団塾では解答の説明がすぐに始まり、途中でつまずいても質問できないまま終わってしまうことがありました。一方で、勉強会では理解できるまで質問ができ、先生とともに解法を考えることができたため、自分で思考しようとする意識が生まれました。私はもともと、試験を形式的な解き方で乗り越えようとするタイプでしたが、勉強会を通じて「自分で考え、解き方を理解する」習慣が身につき、解ける問題の幅が広がったと感じています。
大学受験を振り返ると、大きく二つの点で勉強会に携わってよかったと感じています。一つは、数学と英語を教わり、読解力や思考力が鍛えられたこと。もう一つは、大学選びに関するサポートを受けられたことです。
私は高校3年の9月から受験勉強を始め、短期間で共通テストと一般入試の対策をしなければなりませんでした。英語の勉強会では、単に英文を直訳するのではなく、文法や単語のつながりからニュアンスをつかみ、文章全体を読み解く力を養うことができました。これは特に共通テストの長文読解に有効で、模試では3割しか取れなかった点数が、本番では7割を超えるまで伸びました。また、英作文の対策として、言い回しや応用単語まで幅広く教えてもらえたため、一般入試でも役立ちました。さらに、速読やリスニングの学習方法についてもアドバイスを受けたことで、苦手分野を効率よく克服でき、限られた時間の中でも充実した試験対策を進めることができました。
数学の勉強会では、出題の意図を理解し、答えまでの道筋を考える力が身につきました。共通テストでは、答えだけでなく途中の過程も重要になるため、勉強会で常に解き方を考え、理解できるまで説明を受けることができたのは大きなメリットでした。その結果、試験で答えが出なくても途中のプロセスをしっかり示すことで得点につなげることができました。また、応用問題にも取り組んだことで、私立・国公立の一般試験にも対応できる力がつきました。
大学選びに関しても、先生が大きなサポートをしてくれました。先生は学部や活動について詳しく調べ、私の興味や学力を考慮した上で、客観的な意見を伝えてくれました。高校の先生以上に親身になって相談に乗ってくれたため、大きな安心感がありました。大学について話していくうちに、自分のやりたいことが徐々に明確になり、自己理解を深めることにもつながったと感じています。勉強会の存在があったからこそ、勉強や進路に対する迷いや不安が減り、受験に集中することができました。
大学では、直接勉強会に携わることはなかったものの、そこで得た力を地域活動や就職活動で発揮することができました。
私が参加した地域活動は、受験期に先生が見つけてくれたものであり、最終的にこの大学を選んだ理由の一つでもありました。先生の見立ては的中し、活動は私に非常に合っていて、最終的にはリーダーを務めるまでになりました。この経験を通じて、コミュニケーション能力が鍛えられ、それが就職活動でも大いに役立ちました。
就職活動では、自己分析が重要になりますが、勉強会で培った論理的思考力がここでも生かされました。エントリーシートを書く際や面接においても、内容を充実させながら簡潔に伝える力が身についていたため、自信を持って取り組むことができました。
私は高校受験から勉強会に携わり、常に「考えること」を意識してきました。学部を卒業し、これから社会に出る身として、勉強を継続することの重要性を改めて実感しています。読解力や思考力、会話能力といったスキルは、日常生活や仕事でも求められるものです。勉強会を通じてそれらを養うことができたことは、私にとって非常に大きな財産になったと感じています。
最後に
こと受験となると短期的・一時的な通過点と捉えられがちです。しかし、中高生にとっては将来に待ち受けている「社会」へとつながる分岐点となるという視点を忘れてはならないと改めて思いました。少子化だからこそ人財の育成に対して、これまで以上に丁寧かつ大切に携わっていきたいと思います。