
新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
さて、大学受験・高校受験ともに最後の追い込みの時期となりました。受験生にとっては大変な時期ですが、彼らの声に耳を傾けてみると以下のようなものが挙がってきます。
①「この時期、何をやったら良いですか?」
②「過去問より予想問題をやった方が良いですか?」
③「模試の成績が上がらないけど、どうしたら良いですか?」
④「学校から模試をもらっているけど、どのタイミングにやったら良いですか?」
などなど。
追い込みの時期にも拘わらず、というよりは、追い込みの時期だからこそ、の「迷い」のようなものではないかと思います。上記以外にも様々な質問がありますが、よく質問される上記の4つに絞って私見を述べさせていただきます。重複する点があるかも知れませんが、ご容赦いただければ幸いです。
目次
①「この時期、何をやったらいいですか?」
追い込みの時期といっても、この時点の進度や理解度は一人ひとり異なります。そのため厳密にいうと、この時期にやることは一人ひとり違ってきます。しかし必ずやっておく必要のあるものを挙げると、それは過去問ではないでしょうか。この点は教える人によって意見や考えはまちまちかも知れませんが、個人的には過去問を解くことが最も良い対策法だと考えています。残りの期間次第ではありますが、5年分×3周が目安になるかと思います。実際に過去問を解いて、理解の不十分な箇所や分野をあぶりだし、教科書や参考書などを利用して補強しておくと良いと思います。
またこのタイミングでは焦りにも後押しされて新しい参考書や問題集に手を出す学生も少なからずいます。しかし知識をさらに上乗せすることよりも、学んできたものを盤石にする方が良いと考えられるタイミングでもあります。そのため当塾の学生には、この時期だからこそ、これまでやってきたことを信じて愚直に行うよう後者を勧めています。ただ人それぞれ状況が異なりますので、あくまでも自身の現状を良く考えた上で対策に向けて行動してください。
②「過去問より予想問題をやった方がいいですか?」
過去問、予想問題それぞれに特長があります。これらの特長を理解した上で利用することが大切ではないでしょうか。
まず過去問についてです。過去問は実際に出題された問題という何ものにも代えがたいという特長があります。数年分を複数回解いてみると分かりますが、問題を通して「何を問おうとしているのか」出題者の意図のようなものが掴めるようになります。これまでに何人もの受験生を指導してきましたが、漠然としたものであっても意図が掴めてくることで受験を有利に進められているようです。
一方、予想問題についてです。こちらには模試も含めたいと思います。予想問題や模試は予備校や出版社の担当者が英知を結集して過去に出題された問題を分析し、傾向を考慮した上で作成されています。傾向や対策が考慮された良問と言って良いかと思います。そのため、現時点の自身の理解度や実力のような現状を把握するにはうってつけのツールです。しかし予想問題や模試の結果に一喜一憂する学生は少なくありません。各社それぞれ意図や思惑が異なることもあり、中には「○○社の模試は□□社より難しい」などと分析する学生もいます。あくまでも予想問題は予想問題、模試は模試です。本番に出題される問題とは別です。まずは結果を真摯に受け止め、本番に向けて対策をとるアクションが肝心です。折角貴重な時間を割いて活用したものですので、やりっぱなしにしてしまうことのないようにしましょう。
これは余談ですが私の受験のときはどうだったか思い返してみると…
大学受験対策としていくつか模試を受けた覚えはありますが、赤本のような過去問や予備校や出版社が出しているような予想問題といった類のものをやった記憶がありません。調べてみると既に赤本は発売されていましたので、書店などには陳列されていたかもしれません。しかし記憶にありません。高くて手が出なかったのかも知れません。さらに前の高校受験ともなると、今でいう全統模試などを受けたこともありませんし、過去問を解いたことも当然ありません。私の受験勉強はひたすらに参考書や問題集をやっていました。それに比べると本当に今の学生は羨ましいばかりです。ネットなどを使えば、過去問などを簡単、かつ無料で入手できてしまいますので。
③「模試の成績が上がらないけど、どうしたらいいですか?」

確かに模試は自身の現状分析をするための有効なツールです。しかし模試の判定結果ばかりに目を奪われてしまい、やりっぱなしにしてしまっている学生が少なからずいるのではないでしょうか。私もその一人でしたので気持ちは良く分かります。しかし結果をもとに理解できていない箇所や分野を分析しない限り、模試という宝の持ち腐れとなってしまいます。過去も成績も含め、いち早く自己分析をしてみてはいかがでしょうか。
また判定結果ですが、②でも述べたように「模試は模試」です。模試でE判定であっても逆転した受験生を何人も目の当たりにしてきましたし、私もその一人です。結果に一喜一憂することなく、結果を真摯に受け止めて対策を講じてください。
④「学校から模試をもらっているけど、どのタイミングにやったらいいですか?」
共通テスト前のこの時期に、学生は学校で模試を受け(それも複数回)、なおかつ自宅で実施できる模試も配布されているようです。最近の高校はこのようにとても手厚く受験をフォローしてくれているようで羨ましい限りです。しかし実態について話を聞くと、1日に詰め込んだ模試を受けたり、短期間で複数回実施したりと少しハードなケースもあるようです。もしこのような形で受けた場合、判定結果などの解釈にはミスリードしないためにも慎重さが求められるかもしれません。と言っても簡単なことではありません。
少なくとも自宅で実施できる模試を行うのであれば、本番直前のこの時期であるからこそ時間割に忠実になって実施する必要があるのではないかと思います。模試の結果も大切ですが、それ以上に身体を本番の試験に順応させることの方が大切ですので。
最後に
受験本番まであと少しです。上記内容が受験生にとって少しでも役に立つ情報となるのであれば嬉しく思います。最後まで諦めずに頑張ってください。