これまで多くの受験生のお手伝いさせていただきましたが、難関大学や難関高校に合格した学生に共通している点があります。それは学習習慣を身につけていることです。今回は彼らの学習習慣について掘り下げてみたいと思います。
以前にも本ブログ内で「学習習慣」について取り上げたことがありますが、もしよろしければ以下のリンクも参照してみてください。
「まずは学習習慣を!」_豊明×学習塾 – Learning Base AWAKE | Learning Base AWAKE

継続は力なり
さて彼らの学習習慣に共通している点として継続的かつ持続的であるということが挙げられます。具体的に説明していきます。
はじめに継続的である点です。彼らは自習室に来ると一様に2~3時間くらい継続的に集中して勉強します。集中力は最長でも90分しか持続しないといわれていますので非効率的にも思われます。しかし彼らのパターンとしては一つの教科に45~60分くらい集中して取り組み、集中力が切れてくると別の教科に切り替えることで集中力を回復させながら継続的に勉強しています。なかにはこのようにして5~6時間くらい継続して勉強する学生もいます。一般的に集中力が切れてくるとスマホ、ゲーム、動画などでリフレッシュする人が多いのではないかと思いますが、彼らは学習する対象を切り替えることで脳をリフレッシュさせる術を身につけています。なかには脳の栄養分であるブドウ糖を補給することで集中力維持に役立てている学生もいます。
次に持続的である点についてです。彼らの自習室の利用頻度は週3~5日くらいです。それもテスト前など短期間で一過的なものではなく、習慣として日々の生活に組み込みながらコツコツと進める持続的なスタイルを確立しています。自習室を利用する学生からは利用する理由としては「家に帰ると勉強できない」「自分の部屋では誘惑が多く集中できない」などをよく耳にします。しかし学習習慣を身につけている学生は、「安心して勉強できる」「自分の居場所となっている」「分からないことがあったらいつでも質問できる」などを口にします。このような点を考慮すると持続的に勉強できる環境も味方にしながら持続的に学習しています。
上記のような彼らの学習習慣からまさに「継続は力なり」と言えるのではないでしょうか。
目的意識
継続は力なりと言っても、継続するためには原動力となるモチベーションが大切です。一般的にモチベーションには内発的動機づけ、外発的動機づけが関与していると言われています。
外発的動機づけの例としては報酬・評価・罰などが挙げられます。即効性のあるものですが、持続性がないと言われています。一方、内発的動機づけは成長欲求、好奇心、興味、楽しさなどの自分の内面から湧き上がる欲求に基づいています。即効性こそありませんが、持続的な行動を促すことができます。
「何のために学習・勉強をするのか」「なぜ進学を望むのか」など、目的意識をはっきり持つことが内発的動機づけとなり、持続的な学習を促すドライバーとなると考えられます。学習に対する目的意識は人それぞれ違うでしょうが、自分と向き合い見つめ直してみることはとても大切なことだと思います。
試行錯誤
学習を習慣づけようと決心したらまずスタートしてみましょう。多分、スタートすると色々と不具合が生じてきます。「やり方がよく分からない」「思ったように成績が上がらない」などと言う訴えをよく耳にします。例え他の人が上手く行った方法を採用したとしても上手く行かないことがよくあることです。自分に合ったやり方を身につけるには時間を要します。試行錯誤をしながら、自分に合った方法を見つけることこそが重要です。そのためにも試行錯誤の期間を織り込むと、善は急げで今すぐにでもスタートすることが大切ではないでしょうか。
最後に
「継続は力なり」と言ってもただ闇雲に繰り返し続けるのではなく、目的意識を持ち、試行錯誤をしながら続けることが必要です。新しい学年がスタートしました。高3、中3生の受験生にとっては受験まで残り1年です。継続的・持続的な学習習慣をしっかりと身につけ、有意義な受験期間を過ごしていただきたいと思います。